ダム工学
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ダム掘削法面の設計法に関する実態調査と解析的検討
山口 嘉一市原 裕之畠 康之
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2002 年 12 巻 3 号 p. 198-208

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抄録

近年, 複雑な地質条件でのダム建設事例の増加に伴い, 基礎掘削量が増加するとともに, 長大法面を生じる事例が多くなってきており, ダム基礎岩盤および掘削法面の安定性を精度良く評価, 設計する手法の開発が求められている。このことから, 長大掘削法面の合理的設計手法の確立を目的として, 基礎情報を得るために掘削法面の形状やその決定手法等について実態調査を実施した。また, 岩盤法面モデルを用いて平面すべり法と個別要素法による安定解析を実施し, 各計算手法の計算特性について基礎的な検討を行った。

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© 一般社団法人ダム工学会
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