ダム工学
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粗骨材最大寸法と高流動コンクリートの品質に関する実験的検討
永山 功渡辺 和夫町田 宗久新井 博之
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1998 年 8 巻 2 号 p. 126-134

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抄録
本論文は, ダムの施工に用いることを念頭において, 粗骨材最大寸法を大きくした高流動コンクリートの配合設計とその流動性, 材料分離抵抗性について検討を加えたものである。高流動コンクリートの配合設計については, セメントペースト, モルタル, コンクリートの順に適切な配合を選定していけば, 所要の品質をもつ高流動コンクリートを容易に設計できることを示した。また, 粗骨材最大寸法については, 粗骨材最大寸法40mmまでは, 粗骨材最大寸法を大きくすることによって所要の流動性を得るために必要なモルタル量 (セメント量) を減じられることがわかった。
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© 一般社団法人ダム工学会
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