2022 年 41 巻 2 号 p. 142-146
コンポジットレジン材料は,材料の機械的性質の改良が進み,歯質接着材料の信頼性向上とMIDによってコンポジットレジン修復法の適応症例は拡大している.最近のコンポジットレジンの潮流は,シェードテイキングを不要とするユニバーサルタイプのコンポジットレジンや,自己接着性を有するコンポジットレジンの開発であるが,現時点では様々な問題がある.今後,在宅診療の増加やデジタルデンティストリーの展開に対応した新たなコンポジットレジン材料の開発が期待される.