切除のみにて寛解を維持しているALK陰性ALCLを合併した透析患者の1例

横田 昌; 増山 智之; 大石 学; 平田 真一; 荻原 秀樹; 鈴木 創; 形山 憲誠; 小泉 博史; 布村 眞季; 並木 眞生

doi:10.4009/jsdt.44.1103

短報

切除のみにて寛解を維持しているALK陰性ALCLを合併した透析患者の1例

横田昌, 増山智之, 大石学, 平田真一, 荻原秀樹, 鈴木創, 形山憲誠, 小泉博史, 布村眞季, 並木眞生

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キーワード: ALK陰性, 未分化大細胞型リンパ腫

ジャーナルフリー

2011 年 44 巻 11 号 p. 1103-1106

DOI https://doi.org/10.4009/jsdt.44.1103

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抄録

症例は65歳，男性．50歳時にIgA腎症による慢性腎不全のため血液透析を導入し，以後外来透析中である．63歳時に左後頸部のリンパ節腫脹が出現し，生検をかねて切除した．病理組織学的診断はanaplastic large cell lymphoma（ALCL；未分化大細胞型リンパ腫）であった．一般に高悪性度とされるanaplastic lymphoma kinase（ALK）陰性ALCLであったが，ほかに評価病変なく無治療経過観察とした．その後新たな病変の出現なく，2年間無再発生存中である．

責任著者(Corresponding author)

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