日本透析医学会雑誌
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症例報告
血液透析用カテーテル留置中に転移性感染症としての腰椎化膿性脊椎炎および腸腰筋膿瘍を合併した1例
村上 穣萩原 正大大沢 紘介佐々本 格津田 勝路関 浩道降籏 俊一山崎 諭山口 博池添 正哉
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2013 年 46 巻 8 号 p. 727-732

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抄録
血液透析用カテーテル留置中に腰椎化膿性脊椎炎および腸腰筋膿瘍を合併した1例を経験したので報告する.患者は80歳代,男性.末期腎不全による尿毒症のため他院に入院し,右大腿静脈より非カフ型カテーテル挿入のうえ血液透析を導入された.カテーテル留置から24日目に黄疸が認められ,当院に転院した.精査によりEnterococcus faecalisによるカテーテル関連血流感染症(catheter-related blood stream infection:CRBSI)および転移性感染症としての腰椎化膿性脊椎炎,腸腰筋膿瘍と診断した.ビクシリン(ABPC)の経静脈的投与および持続血液透析濾過を継続したが,第9病日に敗血症性ショックのため死亡した.血液透析用カテーテル留置中の患者がCRBSIを合併した場合,早期診断,早期治療に努め,重篤な転移性感染症の合併を予防することが重要である.
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© 2013 一般社団法人 日本透析医学会
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