日本透析医学会雑誌
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症例報告
口腔内レンサ球菌による多発性肝囊胞感染をきたした維持透析多発性囊胞腎患者の1例
内木場 紗奈, 吉藤 歩, 細谷 幸司, 二木 功治, 田島 敬也, 小松 素明, 日比野 祐香, 立松 覚, 竜崎 崇和
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キーワード: 多発性囊胞腎, 囊胞感染
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2015 年 48 巻 11 号 p. 663-668

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抄録
多発性囊胞腎の肝囊胞感染は通常, 経胆道感染であり, 腸内細菌および嫌気性菌が原因菌となることが多い. しかし, 今回われわれは, 多発性囊胞腎患者の感染性肝囊胞において, 通常の一般培養では検出できなかったが, 16S rRNA法により口腔内常在レンサ球菌の一種であるStreptococcus gordoniiが原因菌であると判明した症例を経験した. 早期の経皮的ドレナージおよび8週間の経静脈的抗菌薬投与にて予後良好な経過を得た. また, 本患者では, 口腔内レンサ球菌が検出された原因として, 齲歯などの口腔内衛生環境の問題や穿刺時の感染予防策などの問題があった. 多発性囊胞腎患者の口腔内衛生および透析管理を再考する示唆に富む症例と考え, 報告する.
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© 2015 一般社団法人 日本透析医学会
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