日本透析医学会雑誌
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短報
血液透析と前希釈on-line血液透析濾過における膜間圧力差 (TMP) に関する考察
—計算法と血液流量による影響—
守上 祐樹, 藤森 明, 久米井 真衣, 灰原 博子, 岡田 志緒子, 溝渕 憲子, 坂井 誠, 中西 健
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2016 年 49 巻 2 号 p. 187-190

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抄録
血流量 (QB) とTMPの関係を明らかにする目的で, 血液透析 (HD) および前希釈オンライン血液透析濾過 (OHDF) の際, 血液側入口圧 (PBi), 血液側出口圧 (PBo), 透析液側入口圧 (PDi), 透析液側出口圧 (PDo) の4点の圧を測定した. 透析液流量は500mL/分とし, 血液流量 (QB) を100mL/分から250mL/分まで変化させTMPの変動を観察した. 5種類の計算式でTMPを算出し比較した. TMPの値は計算法によって大きく異なった. QBを上昇させた場合, HD条件ではすべての計算法でTMPは低下した. 一方, 前希釈OHDFではPBiを測定した計算法でTMPは上昇, その他の計算法では低下した. QBを上昇させると血液側の圧損失が増大するため, PBiを測定しなければ計算上のTMPの誤差が大きくなるものと考えられた. QB上昇の際, HDでは剪断速度の上昇のためTMPは低下し, 前希釈OHDFではQBの上昇により希釈率が低下したためTMPが上昇したと考えられた.
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© 2016 一般社団法人 日本透析医学会
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