日本透析医学会雑誌
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症例報告
透析患者の末梢動脈疾患 (peripheral arterial disease: PAD) に対し下肢血管超音波検査が有用であった2症例
塚田 靖憲覚知 泰志
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2019 年 52 巻 7 号 p. 463-468

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抄録

透析患者は末梢動脈疾患 (PAD) の発症率が高く, 早期診断や適切な治療介入がなされない場合は重症下肢虚血 (CLI) に至る. そのため透析患者においてPADを早期に診断することは臨床上極めて重要である. しかしながら, 透析患者においては動脈壁の石灰化によりCT angiographyでの動脈病変の正確な評価が困難で正確なPADの診断が難しい場合が多い. 今回下肢血管超音波検査 (LUS) でのドプラ波形の評価を行ったことによりCLIに至る前の段階でPADと診断することが可能であった2症例を経験したのでここに報告する. LUSにおいても, 透析患者においては動脈壁の石灰化により観察箇所が限定されてしまう欠点を有するが, 非侵襲的な検査法であり, PADの早期診断のため積極的に行うべき検査法であると考えられる.

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© 2019 一般社団法人 日本透析医学会
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