日本透析医学会雑誌
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症例報告
血漿交換療法にて抗MAG抗体関連ニューロパチーの進行が抑制された1例
中島 瑛里子軽部 美穂中島 昌典下田 佐知子國友 理恵李 恵怜宮本 彩子竹森 愛小林 知志久木元 光内堀 歩市川 弥生子千葉 厚郎駒形 嘉紀要 伸也
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2020 年 53 巻 11 号 p. 553-558

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抄録

症例は75歳男性で, 四肢遠位部のしびれを認めた. myelin-associated glycoprotein抗体陽性ニューロパチー (MAGN) と診断され, 経静脈的免疫グロブリン療法 (IVIg) やリツキシマブ, ステロイドパルス療法, アザチオプリンを導入するも改善は認められなかった. 血漿交換療法 (PE) を導入したところ, 症状の改善を認めた. 2か月おきに約4年間でPEを計26コース施行し, 症状の進行を認めなかった. 近年MAGNに対する治療として, リツキシマブに関するrandomized controlled trialが散見され, 治療の中心となりつつあるが, 3分の1で無効ないし悪化するとの報告もある. PEは短期間での有効性を認めた報告例はあるが, 本症例のように長期にわたり状態の維持を認めた報告はなく, PEが維持療法として有用である可能性が考えられた.

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© 2020 一般社団法人 日本透析医学会
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