日本透析医学会雑誌
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透析室の清拭・消毒の見直しと費用の検証
田原 恒谷合 啓明品川 智子
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2020 年 53 巻 6 号 p. 323-327

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抄録

透析医療は患者および医療従事者が血液曝露するリスクが高く, 複数の患者が入れ替わることから飛沫感染や接触感染の水平伝播を起こしやすい環境である. 近年, 接触感染予防策である清拭・消毒が重要視されている. 当院の透析室の清拭・消毒は, これまで第4級アンモニウム塩製剤 (QUAT) のクロスを用いていたが, 血液媒介ウイルスを考慮すると塩素系製剤がより適していると考えた. そこでガイドラインで推奨されているペルオキソ一硫酸水素カリウム配合の除菌・洗浄剤 (RST) の導入を検討するため, QUATとの使用枚数および費用の比較を行った. スタッフに使用方法を教育のうえRSTを導入した結果, 1透析あたりのクロスの使用枚数が減少し費用は同等であった. さらに導入1年後の再検証においても使用枚数および費用も導入時と同等であった. 今回の検証において製品の単価のみの検証ではなく, 使用方法の教育を踏まえた費用対効果の検証が重要であることが示唆された.

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© 2020 一般社団法人 日本透析医学会
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