日本透析医学会雑誌
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統計調査委員会報告
2024年末における透析有病率,罹患率,死亡率の推移分析
中井 滋菊地 勘若井 建志星野 純一和田 篤志駒場 大峰後藤 俊介谷口 正智長沼 俊秀長谷川 毅福間 真悟三浦 健一郎山本 卓常喜 信彦阿部 雅紀花房 規男正木 崇生
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2026 年 59 巻 5 号 p. 305-319

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抄録

2024年末時点におけるわが国の慢性透析患者の透析有病率,透析罹患率,そして死亡率の推移を分析した.わが国の慢性透析患者数減少は加速している.2024年末時点の有病率は30歳未満を除く全年齢層で前年末よりも減少し,COVID‒19蔓延後の減少傾向を維持した.同様に減少傾向にある罹患率は2024年値も引き続き減少した.これは75歳以上において顕著であった.結果,2024年の75歳以上の導入数はそれまでの増加から減少に転じ,30歳以上の全年齢層で減少となった.2024年の死亡率は全体も年齢層別もおおむね2023年値と同等ないし微増であった.死因別では,感染症と“その他・不明”に起因する死亡率が2024年にはさらに増大した.2024年のCOVID‒19による死亡率はほぼ全年齢層で2023年値に比して増加に転じ,減少しなかった.感染症関連詳細死因別死亡率では敗血症と肺炎による死亡率が増加していた.

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