日本透析療法学会雑誌
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Valsalva洞動脈瘤破裂で開心術を行った末期腎不全患者の1例
佐内 透多田 芳史安藤 高志奥田 誠也名西 史夫島松 和正小野山 薫藤島 正敏河野 博之田川 博章
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1988 年 21 巻 3 号 p. 293-297

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抄録
Valsalva洞動脈瘤破裂は大動脈基部のValsalva洞が下外方に拡大突出し破綻する比較的稀な疾患である. 我々は本症を合併した慢性腎不全症例を経験した. 患者は44歳男, 昭和55年IgA腎症と診断され, 腎機能が低下傾向にあった. 昭和61年4月突然胸部圧迫感・労作時呼吸困難が出現, 連続性心雑音も認められ, 腎機能も急激に低下したため, 当科に入院した. クレアチニンクリアランスは6-8ml/minと比較的保たれていたが, 腎機能低下による心不全の増悪, ならびに心臓カテーテル検査・大動脈造影・開心術による腎不全の増悪の可能性を考慮し, 早期に血液透析に導入し, 根治術を施行し良好な結果を得た.
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© 社団法人 日本透析医学会
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