抄録
症例は33歳女性. 昭和55年透析療法導入. 以後4年間維持透析を続けてきたが, 昭和59年1月頃より左鼡径部より腰部にかけての激痛が出現し, 一時心因性腰痛と診断されていたが, 跛行, saddle anesthesiaの全知覚障害のほか, 腰椎穿刺による髄液にNonne-Froin徴候を認め, またmyelographyで完全ブロックを認め, 硬膜内髄外腫瘍と診断し整形外科的手術を施行. 病理学的に良性のneurinomaと診断された. 術後症状軽快し, 以後再び維持透析を続行している症例を報告する.