抄録
Continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD) 患者の体重を適正にコントロールするため, 摂取エネルギーと消費エネルギーを測定し食事管理を検討した.
CAPD患者は, 健常者に比べ運動量が減少 (t-test, p<0.01) していた. CAPD患者におけるエネルギー出納と体重変動との間には, 正の相関 (r=0.80, p<0.01) を認めた. また, 運動量に対しては, 患者個々の意識レベルと運動量実測値とは異なり, 運動指導時には, 患者に対して十分な説明を要し, 運動量に対する注意を換起させることが重要であった.
以上よりCAPD患者の食事管理には, 患者個々のエネルギー出納からみた食事指導による体重コントロールと, 適切な運動量の認識が必要であると考えられた.