日本透析療法学会雑誌
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血液透析患者における後腹膜腔血腫の1例
松木 尚河田 陽一田中 正己百瀬 均雄谷 剛士大園 誠一郎岡島 英五郎
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1993 年 26 巻 2 号 p. 229-232

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抄録

症例は47歳, 男性. 41歳時より慢性糸球体腎炎にて血液透析に導入され, その後腹部CT scanにて後天性嚢胞腎 (ACKD) を指摘された. 1990年8月23日, 突然右腰部痛が出現し, 後腹膜腔血腫の疑いにて8月28日当科へ入院した. 精査の結果, ACKDの嚢胞破裂による後腹膜腔血腫と診断し, 保存的療法にて血腫は消失し得た. なお, ACKDの経過観察においてMRIの有用性につき言及した.

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© 社団法人 日本透析医学会
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