日本透析医学会雑誌
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重度うっ血性心不全を呈したCAPD患者に対してβブロッカー (metoprolol tartrate) を投与した1例
小野 満也池添 正哉山口 博佐藤 博司塩沢 哲石亀 廣樹
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1997 年 30 巻 2 号 p. 137-140

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抄録
症例は51歳男性. 昭和55年より慢性糸球体腎炎による慢性腎不全にて慢性血液透析に導入となったが, 水分管理は不良で高血圧を呈し, 次第に心拡大が進行した. 昭和63年社会復帰目的にてCAPDに移行した. その後も心機能が低下し, 拡張型心筋症様のうっ血性心不全を認めたため, metoprolol tartrateを投与した. 症状は改善し, 突然死するまでの約7か月間自宅療養が可能であった. 剖検組織所見にて心筋にびまん性線維化を認めたが, 典型的な拡張型心筋症の所見ではなかった. 重度うっ血性心不全をもつ透析患者に対してmetoprolol tartrateの微量投与が有効な場合があると考えられた.
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© 社団法人 日本透析医学会
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