日本透析医学会雑誌
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内シャント合併症における3次元CT血管造影法の有用性 単純内シャント血管造影法との比較検討
柳澤 孝嘉大坪 修高橋 郁夫島田 知則野崎 治重矢島 愛治竹田 譲青木 学保坂 一則稲生 綱政
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1997 年 30 巻 2 号 p. 131-135

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抄録
内シャント合併症をもつ6例に, 単純内シャント血管造影法および3dimentional CT angiography (3D-CTA) を行い比較検討した. 3D-CTAの技法としてはshade surface display法を使用し東芝製CT scan X vison-GXを使用し行った. 動脈, 静脈の病変部描出は単純内シャント血管造影法の描出と一致した. また, シャント血流量の多い症例においては動脈および静脈描出に優れていた. さらなる3次元構成のソフトウェアーの開発の必要性はあるが, これから汎用される画像診断法と思われた.
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© 社団法人 日本透析医学会
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