日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集
Online ISSN : 2188-062X
ISSN-L : 2188-062X
日本デジタル教科書学会2015年度年次大会
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研究発表 第2日目
体験的Digital Contents を活用した美術鑑賞教育の展開
*安東 恭一郎結城 孝雄畑山 未央福本 謹一村上 尚徳黒岩 由愛直塚 俊介
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 25-26

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抄録

本デジタル鑑賞システムは,デジタルコンテンツ開発においてはDNP(大日本印刷株式会社),授業構想と実施においては美術デジタル教科書研究会メンバーがそれぞれ担当した。このコンテンツは,まず美術作品を事前授業で擬似的なデジタル体験学習によって一枚の絵画の意味について学ぶ,その後,事前学習で対象となった作品が収蔵される美術館を訪問し,実物と出会う場面を設定しその相乗効果を期待するものである。本研究では独自に開発したデジタルコンテンツを用いて「絵の中に入る」体験的な鑑賞活動を展開する一方で,実物との出会いの場面と関連付け,疑似体験と実物体験を一体的に活用することが構想されている。これら活動を通して子どもたちはデジタル鑑賞コンテンツでは味わうことのできなかった本物の特質を五感で感じ取り,美的体験を深めることができる。

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