主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センターE.FORUM
会議名: 2021年度日本デジタル教科書学会年次大会
回次: 10
開催地: 京都/オンライン
開催日: 2021/08/21 - 2021/08/22
A大学では、2020年度の1年演習の講義形態について、春学期はすべてオンライン講義であったが、秋学期からハイフレックス型講義として実施した。秋学期になって初めて大学に来る履修生は、学内のどこに何があるか分からない状況であった。学内でさまざまな活動をするには、どこに何があるかを知る必要があった。そこで、自分たちが学内を知るために、大学紹介動画を作成させることにした。実践の結果、ハイフレックス型講義で実施したためオンラインでの参加学生も一定数いたが、その学生からは「オンラインで受講している自分にしっかりと伝わってきた。」との感想が得られた。このことから、ハイフレックス型講義におけるオンライン受講でも対面受講と同じような効果が得られたと推察した。今回の実践では、「自分たちが知りたい情報」を「自分たちで調べて」「自分たちで発表した」ことが、スライド作成と中継の両面で効果があったと推察した。ハイフレックス型講義の利点を活用し、効果的な学びを提供できたと考察した。