主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センターE.FORUM
会議名: 2021年度日本デジタル教科書学会年次大会
回次: 10
開催地: 京都/オンライン
開催日: 2021/08/21 - 2021/08/22
本研究は,デジタル教科書と紙の教科書の利用とで,認知負荷に差異がみられることが予想される,「ページ間の行き来」「特定のページを開く」「なぞる,ポインティングする」などの行為が,小学校第6学年の国語科の教科書においてどの程度想定されているのか調査することを目的とした.教科書会社が発行する教師用指導書の指導編と研究編に記されている教科書の読み方を示唆する記述内容から,対象となる行為が想定される回数をカウントした.その結果,紙よりもデジタルの方が認知負荷が高いことが予想される学習活動の9割以上が,「読むこと」の領域に分布していることが確認された.