主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センターE.FORUM
会議名: 2021年度日本デジタル教科書学会年次大会
回次: 10
開催地: 京都/オンライン
開催日: 2021/08/21 - 2021/08/22
本稿では、2020年3月から行われた全国の学校休校措置で生じた学習機会の損失について、デジタル教材を用いることで、一定量の学習保証を行うことができた後の年間を通した利用実績の変化について報告する。デジタル教材は、個別最適化を目的とし、個々の学習記録を詳細に確認できるものである。調査対象者は、無学年式デジタル教材「すらら」を学校・学年単位で導入した組織の結果である。休校措置期間後の長期休暇を挟む期間の利用時間の平均に関して、個別最適化に注視した展開による成果の継続を確認した。今後、Society5.0に向けた日本社会の変化では、表示端末の導入率以外の要因から起こっている問題を明らかにすることで、児童・生徒のみならず関係者全員へ還元される方法も模索していく。