日本デジタル教科書学会発表予稿集
Online ISSN : 2432-6127
日本デジタル教科書学会第12回年次大会
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21C
デジタル化された小学校教材の最適な読みを付与するための辞書の検討 −混ぜ書きに対応した辞書の開発に焦点を当てて−
諸星 奏希氏間 和仁
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 47-48

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抄録

デジタルな教材では提示される文章に対し読み上げ機能やハイライト機能が実装されることがある。その精度を向上させるためには形態素解析をし、デジタルな文字情報から文節や発音等を解析する必要がある。しかし、教科書など小学校の配当漢字で構成された文章は、仮名単語や漢字仮名混じり単語が多く、解析率が低下する。本研究は教科書内の文章に対し形態素解析の精度向上を目的に、多数の仮名単語や漢字仮名混じり単語を含有する辞書を作成し使用した。結果、精度の向上が認められたことに加え、学年により精度が大きく変動することが明らかとなった。

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