４次元デジタル地球儀「ダジック・アース」を利用した教育実践報告

抄録

京都大学大学院理学研究科地球科学輻合部可視化グループが開発・普及を進めている４次元デジタル地球儀「ダジック・アース」。大型の球形スクリーンにプロジェクタ投影を用いて、地球上の気象現象や地理・地学的現象、更には地球以外の天体など、様々な状況を３次元的に自由に動かすだけではなく、時系列による表示も可能であることから、筆者は理科・社会・総合科目などに使える４次元デジタル地球儀と説明している。本システムを使い、学校や地域などの現場で教育的アプローチを試みた事例を実践報告する。