心電図
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原著
ループ式イベント型心電図検査の有用性と問題点に関する検討
立田 顕久山田 辰一小原 義宏市川 篤林 哲朗川島 真萩原 誠久
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2009 年 29 巻 2 号 p. 141-146

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抄録
【目的】自覚症状出現時に発作前後の心電図を記録するループ式イベント型心電計の有用性と問題点について検討した.【対象および方法】2004年1月~2006年9月までに当院を受診し,ループ式イベント型心電計(CARD GUARD社製)を装着した142例.記録中の自覚症状の出現率,自覚症状と心電図変化,イベントボタンを押す前後での心電図変化の有無について検討した.【結果】検査時に自覚症状が出現し,心電図記録ができたのは420イベントであった.内訳は動悸59.3%,胸痛19.0%,息切れ7.4%,めまい9.0%,その他5.2%であった.記録された心電図のうち,59.5%でイベントボタンを押す前からの記録が自覚症状時の心電図評価に有用であった.【結語】イベントボタンを押す前からの記録が診断上意義を有した例が59.5%あり,ループ式イベント心電計は症状出現時の心電図評価法として有用と思われた.
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© 2009 一般社団法人日本不整脈心電学会
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