心電図
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第23 回頻拍症カンファランス 心臓突然死予防に関する最新知見
NIPPON Storm Studyから何が見えるか
栗田 隆志, 野田 崇
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2015 年 35 巻 3 号 p. 219-226

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抄録
【目的】NIPPON Storm Studyはショックデバイス機器植込み症例に生じる特異的な病態,electrical storm(E-storm)を明らかにすべく企画された登録試験であり,2014年6月にフォローアップが終了した.【結果】1,570例が登録され,平均年齢は62±14歳,男性が78%,一次予防目的が47%,二次予防目的が53%,ICDが68%,CRT-Dが32%であった.基礎心疾患は虚血性心疾患が31%,非虚血性拡張型心筋症が23%,肥大型心筋症が13%,Brugada症候群が9%で,平均左室駆出率は43±19%であった.追跡可能であった1,549例において(平均806日追跡),適切作動が351例(22.7%)に,E-stormが97例(6.3%)に認められた.適切作動,E-stormともに一次予防患者に比して,二次予防において有意に高かった(143/731 vs. 208/818 ; p=0.0023, 29/731 vs. 68/818 ; p=0.0004).作動の発生率は虚血性心疾患に比べて,拡張型心筋症で有意に高かったが(90/486 vs. 94/347 ; p=0.0056),E-stormの発生率は虚血性心疾患と拡張型心筋症,ICDとCRT-D間で差は認められなかった(24/486 vs. 19/347 ; p=0.78,63/1,048 vs. 34/501 ; p=0.49).E-stormの有無で2群に分けた検討では,E-storm群は非E-storm群に比して,有意に二次予防適応が多く(68/97 vs. 750/1,452, p<0.002),左室駆出率が低く(38±16 vs. 43±17, p<0.005),QRS幅が広かった(136±40 vs. 126±31, p<0.03).【結語】NIPPON Storm Studyでは,100例を超えるE-stormの症例が収集され,今後の詳細な解析により,その病態が明らかにされる.
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© 2015 一般社団法人日本不整脈心電学会
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