2025 年 45 巻 4 号 p. 268-277
当院はペースメーカ外来の患者数増加に伴う医療資源の逼迫に対応するため,Focus-onを用いた地域病診連携体制を構築した.これは,開業医・地域病院にFocus-on(CareLink Express)を配備し,患者の居住地に近い施設でデバイス管理を行えるようにするものである.現在14施設と連携し,有意事象の頻度は極めて低く安全性の高いシステムであることが確認された.定期勉強会を通じ,管理のコツやポイントを繰り返し確認することでトラブルの予防に努めている.CareLink Expressシステム導入から7年経過するが,本連携によりデバイス外来の緩和が得られ,診療の効率化と患者・家族の満足度向上が図られた.Focus-onを用いたデバイス連携は新たな地域病診連携体制となりえると考えられる.