心電図
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総説
新たなホルター加算平均心電図を用いたBrugada症候群における部位特異的心室遅延電位の解析
髙橋 広季髙木 雅彦
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2026 年 46 巻 2 号 p. 123-132

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抄録

Brugada症候群の致死性不整脈発生のメカニズムに関してはいまだ議論があるが,複数の研究で右室流出路心外膜に脱分極異常を示唆する心室遅延電位の関与が指摘されている.心室遅延電位を非侵襲的に評価する方法として加算平均心電図検査があるが,Brugada症候群のリスク層別化における有用性については議論がある.本研究では,有症候性(20例)および無症候性(21例)Brugada症候群患者において,通常の加算平均心電図の心室遅延電位と新たに開発された単極誘導によるホルター加算平均心電図を用いた右側胸部誘導の心室遅延電位を計測し,リスク層別化に有用かどうかを検討した.通常の加算平均心電図の心室遅延電位は有症候性と無症候性患者の間に有意差を認めなかったが,単極誘導のホルター加算平均心電図では,第3肋間V2誘導のRMS40の夜間測定値が有症候性において有意に低値を示し(5.5±0.8 vs 8.2±0.8μV;p=0.027),Brugada症候群リスク層別化の有用なマーカーとなる可能性が示唆された.

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© 2008, Japan Science and Technology Agency
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