心電図
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高周波カテーテル焼灼術が有効であった特発性心室頻拍の一例
鷲塚 隆相沢 義房池主 雅臣曽我 悟宮島 武文内藤 直木草野 頼子高橋 和義内山 博英北沢 仁柴田 昭
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1993 年 13 巻 3 号 p. 312-319

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抄録
症例は21歳男性.15歳時より動悸発作出現, 左軸偏位+右脚ブロック型の持続性心室頻拍 (VT) が記録された.諸検査で心臓に異常は認めず, VTはverapamil静注で停止したが, 同薬360mg内服にても再発を繰り返した.右室心尖部よりの心室早期刺激で, 自然発作と同一のVTが誘発され, 頻回刺激でエントレーメント現象が確認され, 機序はリエントリーと考えられた.頻拍中のマッピングで左室心尖部中隔側にQRS波の開始より30~60msec先行する電位が1.0×1.0cm以上の領域に同定された.VT中のペーシングで融合のないエントレーメント現象を示す部位での通電でVTは数秒後に停止したが, 再誘発され, このときわずかにORS波形の変化を認めた.その近傍で脚様の電位がQRS波の開始に45msec先行する部位での通電によりVTは停止し, 以後誘発不可能となった.術中, 術後に合併症はなく, 特発性心室頻拍例に対する本法の有用性が示唆されたが, 小さな局所電位の意義とリエントリー回路の必須な部位の同定には, いまだ検討の余地があると思われる.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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