心電図
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心電図V1-V3誘導で軽度のST-T変動を示し, 除細動器治療を要した特発性心室細動の1例
林 学池主 雅臣福永 博保坂 幸男奥村 弘史笠井 英裕田川 実阿部 晃鷲塚 隆相澤 義房
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2001 年 21 巻 3 号 p. 336-342

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抄録
症例は22歳男性, 1999年3月, 朝食後に―過性の意識消失発作が生じたため入院した.虚血性心疾患と脳神経疾患は否定されたが, 入院時心電図のV1-V3誘導で軽度のST部分の上昇が認められた.フレカイニド負荷試験を行つたが心電図異常の顕性化は認められなかった.電気生理学的検査では3連発心室早期刺激で非持続性の多形性心室頻拍が誘発されたが再現性は乏しく, dl-ソタロール内服後に頻拍は誘発されなくなった, dl-ソタロール内服下で外来経過観察を行っていたが, 再度同様の意識消失発作が生じた.3回目の電気生理学的検査では心室細動が誘発されたが, フレカイニド負荷試験での心電図変化の増強はこの時も認められなかった.本例は経過中, 軽度のQRSとST-T変化がV1-V3誘導で認められた.繰り返す意識消失発作に対し除細動器を植え込んだが, 前胸部誘導での軽度のST-T変化の意義について今後検討を要する.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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