心電図
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単形性持続性心室頻拍を伴う器質的心疾患患者における心内膜および心外膜マッピングの特徴
―虚血性および非虚血性心疾患との比較―
里見 和浩Feifan OuyangRoland Tiltz高月 誠司Dietmar Bänsch鎌倉 史郎友池 仁暢Karl-Heinz Kuck
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2008 年 28 巻 2 号 p. 158-166

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抄録
器質的心疾患患者に伴う単形性持続性心室頻拍 (VT) 症例23例 (陳旧性心筋梗塞8例, 心筋症15例; 拡張型心筋症6例, 催不整脈性右室異形成4例, 特発性心室瘤3例, 心サルコイドーシス2例) において, 心内膜, 心外膜マッピングによる異常電位の同定を試み, また同定された異常電位領域にてペースマツピングに基づくアブレーションを行った, 陳旧性心筋梗塞例では8例中7例で, 主に心内膜側に瘢痕を認め, 心内膜側の通電でVTは誘発不能となったが, 心筋症例では, 15例中13例で心外膜マッピングが必要で, 15例中12例で心外膜からの通電によりVTは消失した.特に拡張型心筋症では2例で心内膜, 心外膜とも明らかな異常電位を認めず, このVTは心筋深部起源と考えられた.心筋症では心外膜にVTの不整脈基質をもつ例が多く, カテーテルアブレーションが困難になる例が存在すると考えられた.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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