心電図
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生体ナノ工学的手法を用いた機能的心筋組織の構築
李 鍾国
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2008 年 28 巻 4 号 p. 316-320

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抄録

再生医学の進歩により, 種々の幹細胞から心筋細胞への分化誘導が可能となり, 心疾患治療への応用が期待されている.これら幹細胞由来心筋細胞の生体への移植については, 従来細胞を局所に注入する方法により行われてきた, しかしながら, 比較的均一な細胞集団である心室や心房などの作業心筋と異なり, 洞結節などの組織においては, その機能を維持するために特異的な構造 (細胞配列) を有している.そのため, 幹細胞由来心筋細胞を用いて洞結節のような組織を構築するには, 生体が本来有している細胞配列を再現する必要がある.著者らは, 磁性微粒子による心筋細胞の標識, 磁場を用いた細胞パターニングなどの生体ナノ工学的手法を用いることで, 安定した興奮生成・伝導を示す心筋細胞シート作成法を確立した.

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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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