心電図
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右室一左室同時ペーシングの実験的研究
―特に血行動態的有用性について―
河村 剛史横山 正義和田 寿郎柴田 仁太郎
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1983 年 3 巻 6 号 p. 699-704

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抄録
生理的ペーシングといわれているP波同期型心室ペーシング, 心房心室順次ペーシングは心房の補助ポンプ作用は得られるが, 心室は非協調性収縮である。今回, より生理的ペーシングとして心室の協調性収縮を心表面興奮伝播様式からとらえ, 正常の興奮伝播様式と類似のパターンを右室―左室同時ペーシングにて作成し, 左房ペーシング, 右室および左室ペーシングと血行動態面から比較検討した。心室ペーシソグは心房収縮の影響を一定にするために心房心室順次ペーシング方式を用いた。
心室ペーシングはどのペーシング様式とも左房ペーシングと比較して, 左房圧, 左室拡張末期圧は同じであったが, 動脈圧, 心拍出量は有意に減少した。この中で右室ペーシソグが特に心拍出量の減少が著明であったが, 右室一左室ペーシングは, 左室ペーシングと右室ペーシソグの中間にあり, 特に有利な点は見出せなかった。
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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