心電図
Online ISSN : 1884-2437
Print ISSN : 0285-1660
ISSN-L : 0285-1660
ファロー四徴症根治手術後遠隔期における電気生理学的検討
佐藤 政仁相沢 義房村田 実鈴木 薫相沢 雅美小田 弘隆柴田 昭宮村 治男江口 昭治
著者情報
ジャーナル フリー

1986 年 6 巻 3 号 p. 229-236

詳細
抄録
ファロー四徴症 (T/F) 根治手術後, 遠隔期にLown分類3度以上の心室性期外収縮を頻発する8症例に電気生理学的検査を施行した.洞機能は正常で房室伝導も1例に軽度HV時間延長があったが他は正常であった.7例に右室よりプログラム刺激を与えた.3例に心室頻拍 (VT) が誘発され, 2例は15秒以内に自然停止し, sustained VTの既往がある例は再現性をもってsustained VTの誘発停止が可能であった.右室内膜MappingではVT誘発可能3例中2例にfragmentationや1ate potentialが右室流出路に限局して検出された.これらはT/F根治手術後遠隔期において一部の症例でみられるVTの機序がリエントリーであることを示す.平均20ケ月の経過観察中VT誘発可能であった3例中1例が突然死し1例はVTに対しelectric alablationを行った.突然死例のHV時間は正常だった.T/F根治手術後遠隔期における突然死の原因としてVTは重要である.
著者関連情報
© 一般社団法人日本不整脈心電学会
前の記事 次の記事
feedback
Top