3年間の継続運動が身体障害者にどのような影響をもたらすのかについて検討した.被検者は,骨形成不全,脳性麻痺及び頸髄損傷である.被検者には,1週間から10日の頻度でそれぞれの疾患レベルに適した運動処方を3年間継続して行った.いずれの被検者についても,3年目に心拍数と酸素摂取量及び主観的運動強度との間に相関関係が認められた.従って3年間の継続運動によって,各身体障害者の呼吸循環器系機能は改善された. 本研究は,平成14年度〜16年度の日本学術振興会科学研究費基盤研究(C-2),課題番号14580051の助成を受けて行った研究成果の一部である.