日本環境感染学会誌
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原著
末梢静脈カテーテル関連血流感染症集計における分母の検討:入院患者延べ日数と末梢静脈カテーテル使用延べ日数の相関
馬渡 桃子早川 佳代子松永 展明杦木 優子山元 佳藤谷 好弘片浪 雄一忽那 賢志竹下 望大曲 貴夫
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2018 年 33 巻 3 号 p. 111-116

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抄録

末梢静脈カテーテル関連血流感染症(PCRBSI:peripheral venous catheter-related blood stream infection)の発生率のサーベイランスにおいて,カテーテル日を分母とする場合と比べ入院人日を分母としても評価が可能かどうか検討した.

単一の急性期病院において2012年4月~2015年9月までの入院人日と末梢静脈カテーテル日を医療情報システムより抽出し,両者の正規性を確認しPearsonの相関係数を求めた.また,入院人日とカテーテル日を分母としてそれぞれPCRBSI発生率を計算し,両者の月毎の動向を比較した.

平均入院人日は月20,320,平均カテーテル日は月11,178だった.入院人日とカテーテル日の相関については,相関係数=0.851(P値<0.01)であり,強い正の相関が認められた.PCRBSI発生率のグラフでは,増減方向は概ね一致していた.

同一施設内でPCRBSI発生率の推移を評価する場合は,入院人日を分母としてもカテーテル日と同様の推移の傾向を把握できると考えられた.

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© 2018 一般社団法人 日本環境感染学会
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