日本環境感染学会誌
Online ISSN : 1883-2407
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原著
医療従事者における組換え沈降B型肝炎ワクチン接種後のHBs抗体持続期間に関する検討
岩崎 澄央小山田 玲子渡邊 翼蓮池 清美中村 澄人山田 武宏大庭 幸治石黒 信久
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2018 年 33 巻 3 号 p. 117-122

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抄録

組換え沈降B型肝炎ワクチン接種後に10 mIU/mL以上のHBs抗体価を獲得した職員237名のHBs抗体価を5年間追跡調査した.B型肝炎ワクチン3回接種終了から4か月後のHBs抗体価が10-49 mIU/mLの場合,5年後に10 mIU/mL以上のHBs抗体を保持していたのは2.0%に過ぎなかった.B型肝炎ワクチン3回接種終了から4か月後のHBs抗体価が50-99 mIU/mLの場合,5年後に10 mIU/mL以上のHBs抗体を保持していたのは16.7%であった.一方,B型肝炎ワクチン3回接種終了から4か月後のHBs抗体価が400 mIU/mL以上の場合には5年後には87.0%が10 mIU/mL以上のHBs抗体を保持していた.結論として,10 mIU/mL以上のHBs抗体持続期間は組み換え沈降B型感染ワクチンの3回接種終了から4か月後のHBs抗体価に依存すると考えられた.

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© 2018 一般社団法人 日本環境感染学会
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