2026 年 6 巻 3 号 p. 167-173
【目的】院内救命士が専任で運営するスキルスラボの教育支援の実態を明らかにする。【方法】2020年4月~2024年3月の設備予約記録776件を後ろ向きに解析し,教育目的使用を抽出した。院内救命士による直接指導の有無,対象職種,指導内容カテゴリー,看護師では部署別の特徴を分析した。【結果】教育目的使用は573件で,直接指導あり380件(66.3%),なし193件(33.7%)であった。職種別の直接指導率は看護師72.3%,コメディカル98.8%,事務職100%,医師0%であった。看護師では一般病棟が最多で,急変対応・挿管介助・12誘導心電図・吸引操作の指導が多かった。【結論】院内救命士によるスキルスラボ運営では,多職種に対してBLSを中心に急変対応,挿管介助,12誘導心電図,吸引操作といった救急救命処置に関連する教育が部署特性に応じて行われている実態が示された。