2011 年 14 巻 1 号 p. 66-68
カフェイン中毒では,大量服用により致死的不整脈が出現することが知られている。症例:28歳の女性。ワインボトル1本と薬物を服用し,嘔吐しているのを母親が気づき救急要請。救急隊接触時,不穏状態で嘔吐を繰り返していた。救急車内収容後に市販カフェイン製剤の内服が判明した。車内で心室細動(ventricular fibrillation;以下VFと略す)となり,強直性のけいれんを起こした。除細動を実施し心拍再開後に病院収容した。病院収容後もVFに対し除細動を3回実施し救命された。カフェイン製剤は眠気予防薬として市販されており,容易に入手可能な薬物である。今後,カフェイン中毒の増加が懸念される。