日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
現場活動救急隊の第一報に関する消防機関と医療機関との認識の相違
〜外傷写真を用いた多職種シミュレーション〜
岩下 具美合津 さや香横山 千晴竹内 ミカ鈴木 良美岨手 善久
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2016 年 19 巻 3 号 p. 493-498

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抄録
背景:医療機関では現場活動救急隊(現救隊)の傷病者収容依頼(第一報)から病態を想定し診療準備をしている。消防機関と医療機関での収容前情報の認識の違いは初期治療の遅れにつながることがある。外傷写真を用いた第一報のoff-the-job trainingを企画し,課題を検討する。方法:現救隊役は外傷写真を提示され4分間で情報収集する。次に現救隊は医療機関および現救隊以外の消防職員へ2分間で第一報を通知する。その後参加者全員に外傷写真を開示し通報内容を検証する。5シナリオを実施する。結果:現救隊は,受傷機転と外表所見を重視し創部を簡潔に表現した。医療機関は,現場の出血量・生理学的所見・創部の詳細・損傷に関与する局所の神経/循環所見・抗凝固薬内服の情報を要求した。考察:両機関の活動をみることで他職種のみならず同職種間の振り返りも客観的にできた。制約された救急現場でより洗練された情報伝達を可能にするために第一報のシミュレーション教育が必要である。
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© 2016 日本臨床救急医学会
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