2018 年 21 巻 1 号 p. 42-45
小児の細菌性心外膜炎は,抗生剤が普及した本邦ではまれな疾患である。また,小児では主訴が分かりづらく診断と治療が遅れると致死的となる重症感染症である。起因菌としては,Hemophilus influenzae type b(以下,H.influenzae type b)の報告例が散見される。今回我々は,心タンポナーデを伴い外科的心囊ドレナージ術を行ったH.influenzae type bによる細菌性心外膜炎の小児2症例を経験したので文献的考察を加えて報告する。