日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
救急初療現場で協働するために必要な検査技師のスキル
薮 圭介山岸 佳子朝比奈 譲田中 昌美瀬口 麻衣宮城 洋香新野 泰章大塚 怜奈小川 享也
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2019 年 22 巻 4 号 p. 634-639

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抄録

臨床検査技師は,これまでも検査データの提供を行うことで救急医療にかかわってきたが,さらなる貢献のためには救急医療チームの一員として救急初療現場に参画し,他職種とともに協働することが重要である。また,自ら救急初療現場に出向き患者情報を入手し,緊急度を加味した迅速かつ正確な結果報告を行うことで,現場が必要とするデータを届けることができる。さらに,臨床推論に沿って他職種と協働することで,命にかかわる疾患を見逃さず,緊急度の高い患者への早期介入や有用な情報を提供することもできる。しかし,救急初療現場に臨床検査技師が出向くには,施設ごとの環境や個人のスキル,教育制度などさまざまなハードルがある。今回,枚方公済病院救急支援員の活動から得た経験をもとに,検査技師が初療現場で活きるために必要なスキルと今後取り組むべき課題について述べる。

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© 2019 日本臨床救急医学会
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