日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
第二次救急医療機関による地域型夜間ドクターカー運用効果
小田 有哉井上 貴昭小島 正幸小泉 澄男
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2020 年 23 巻 2 号 p. 119-124

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抄録

背景:覚知から病院収容までの時間が全国平均より17分長い常陸大宮市において, 2018年5月より第二次救急医療機関を基地病院とする地域型夜間ドクターカーを導入した。 目的:地域型夜間ドクターカー導入効果を検討すること。方法:2018年5月〜2019年4月までのドクターカー事案137件と夜間帯通常救急搬送598件の性別,年齢,疾患,重症度,搬送先,現場滞在時間,救急活動時間を比較検討した。結果:救急活動時間はドクターカー群40分[IQR27-55]vs 通常救急搬送群51分[IQR36-66]p<0.0001 とドクターカー群で有意に短縮した。市内搬送率はドクターカー群で有意に改善した(ドクターカー群111件(81%)vs 通常救急搬送群379 件(63%)p<0.001)。結論:地域型夜間ドクターカーにより適正に医療機関が選定され,覚知から搬送先医療機関収容までの時間が短縮した。

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© 2020 日本臨床救急医学会
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