2022 年 25 巻 1 号 p. 28-34
大垣市民病院薬剤部では,災害対応マニュアルを作成している。そこには災害時の初動である災害時連絡網の手順について記載されているが,マニュアルを参照できない状況で被災する可能性もある。今回われわれは,名刺サイズの携帯型災害対応マニュアルを作成し,災害時連絡網訓練にて使用した。改善点を明らかにする目的で,満足度に関するアンケート調査とcustomer satisfaction(CS)分析を行った。調査項目は,使用状況,外観,内容および総合評価とした。利用者の96.2%(51/53名)は携帯型災害対応マニュアルに対する総合評価が高かった。CS分析において,重点改善項目として,「何を(どんな情報を)連絡すべきかわかりやすい」が抽出された(改善度:15.66)。今回作成した携帯型災害対応マニュアルは,利用者の満足度が高く災害時の安否連絡において利用できるものであると考えられる。