目的:当院ICUに入室し身体抑制を必要とした患者に対して独自に作成したアセスメントシートを使用し,その有用性を評価することを目的とした。方法:2019年8月〜2020年7月に当院ICUに入院し,身体抑制を行った患者にアセスメントシートを使用し評価を行った。アセスメントシートは11項目設定し,各項目を0〜2点で評価した。自己抜去群と非自己抜去群で各項目を比較検討し,自己抜去の有無で解析をした。結果:ICUで身体抑制を行った患者は149名で,経過中の自己抜去は7例であった。挿管チューブの自己抜去は2例,動脈ラインの自己抜去は4例であった。自己抜去時のGCSの従命動作は1例を除いて6点であった。自己抜去群はアセスメントシートの8項目において,1または2点がついた人の割合が高い傾向であった。結論:アセスメントシートは,自己抜去リスクを評価する手段として有用となり得るが,今後継続的に使用し改善していくことが必要である。