2024 年 27 巻 4 号 p. 470-475
目的:救急・集中治療領域での夜間・休日帯などの薬剤師不在時に発生し,事後に介入を行った薬学的事象について調査を行うことにより夜間・休日帯における薬剤師の必要性について検討を行った。方法:2021年12月〜2022年6月までの期間を対象として,夜間・休日帯に発生した事象に対して事後に行った介入内容および介入による医療経済効果を算出した。結果:該当期間における夜間・休日帯に発生した介入事象は176件であり,介入までに要した時間が12時間を超えていたのは35.2%であった。薬剤の減量に関するものが多く,その多くは抗微生物薬であった。夜間・休日帯に発生した事象に対する潜在的な医療経済効果は,5,210,000円であった。結論:救急・集中治療領域において夜間・休日帯への薬剤師の配置をすることは薬物治療の適正化および医療経済効果の点において有用である可能性が示唆された。