日本臨床救急医学会雑誌
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原著
知多半島地域における将来救急需要予測
宮﨑 寛典
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2024 年 27 巻 5 号 p. 595-605

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抄録

背景:救急車要請件数は,全国的に年々増加傾向である。これら問題の解決には,救急車要請需要への影響要因を特定する必要がある。本研究では,各自治体の社会経済要因がその市町の救急車要請需要に影響すると仮定し,重回帰分析を行った。方法:対象地域は愛知県に位置する知多半島地域とし,各自治体の救急車要請件数を目的変数とした。また,2010〜2020年における地域内市町の人口密度,性比,世帯人員,社会保障費,労働人口を説明変数とした。結果:重回帰モデルの自由度調整済み決定係数R2=0.843,p<0.05となり有意であった。また,二乗平均平方根誤差RMSE=539.06,平均絶対誤差MAE=484.60,重み付き絶対誤差率WAPE=18.53(%)と算出された。なお,説明変数のうち,人口密度,性比,世帯人員,労働人口が独立して有意に影響していた。結論:本研究では,社会経済要因から救急車要請の発生を推定可能であることが示唆された。

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