2024 年 27 巻 5 号 p. 661-668
目的:医師と救急救命士へのインタビューを通し,救急ワークステーションにおいて看護師が同乗し活動する意義と求められる役割について明らかにする。方法:救命救急医5名,救急救命士5名に対し,半構造化面接を実施。質的帰納的研究デザインとし,インタビュー内容をコード化し,サブカテゴリー,カテゴリー化し分析した。結果:医師によるワークステーションにおける看護師の同乗についての意義,役割は,101コード,11サブカテゴリーから,「医師が治療に専念するうえで必要な存在」「院内外を問わない看護を提供」「モニタリング力と推察力への期待」「自施設との連携および他職種間調整」の4カテゴリーを抽出。救急救命士では,69コード,13サブカテゴリーから「現場活動が円滑になる存在」「安心感を与える存在」「家族ケアのロールモデル」「看護師の意見で視野が広がる」「自施設との連携および他職種や他院とのコーディネート」「看護師の知識,技術を学びたい」の6カテゴリーを抽出した。結論:ワークステーションで看護師が求められるものは多く,同乗し活動することには意義があり,重要な役割を果たしていることが明らかになった。