2025 年 28 巻 3 号 p. 558-563
働き方改革の一環としてタスクシフト/シェアが推進され,多忙な救急外来においても業務改善が求められている。救急搬送は増加傾向にあり,地域の救急医療を担うためには救急搬送への対応を強化していく必要がある。その対策の一つとしてコメディカルスタッフを救急外来へ配置した。各コメディカル部門から希望者を募り,マンパワーが充足している勤務日から半日を救急外来勤務へ割いてもらった。救急外来看護師の協力を得て教育を行い,職種不問で可能な業務をシェアしつつ専門職を生かした活動を行うことで,救急車の受け入れ件数は増加傾向となった。初期診療へ参加することでその後の介入がスムーズとなったこと,多職種連携により現場の負担が軽減されていること,忙しい現場で活躍できる充実感を得られることなどがモチベーションとなっている。コメディカルスタッフとのタスクシフト/シェアで円滑な救急診療を展開することが可能である。