日本臨床救急医学会雑誌
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症例・事例報告
リモート参加型救急標準化教育統合コースの開発と実施経験
伊藤 元也松下 来師山岡 卓巳説田 守道
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2025 年 28 巻 4 号 p. 703-707

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抄録

本活動は,救急救命士が医療現場での役割を拡大するなか,指導医師と協力しながら自立した判断と行動力を養うための教育体制の充実を目的としている。三重県では2004年以降,救急救命士が医師を補助する立場から主体的に指導的役割を果たす立場となるため,指導救命士の養成を開始し,2015年には32名の指導救命士が認定された。2017年には,心肺蘇生や重症外傷などを統合した実践的教育を行うMie Integrated Emergency Life Support(MIELS)を開発し,救急救命士が指導医師と連携して評価・指導を行える環境が整備された。2020年の新型コロナウイルス感染症の影響で集合教育が困難になるなか,リモート形式のMIELSが開発・実施され,従来の教育に匹敵する効果を上げた。リモート形式のMIELSは人・物の移動負担の軽減や柔軟な参加を可能にし,教育と実践力の向上を継続する手段となった。

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