背景:COVID-19による面会制限で終末期においても直接面会することができない患者家族に対し,オンライン上で看取りを行うシステムを構築した。本システムの導入方法と家族・医療従事者から得た反応をまとめ今後の課題を報告する。方法:終末期と判断された患者に対してオンラインで看取りを行った。実際の方法,家族の反応,担当看護師の反応について看護記録等から抽出し分析を行った。結果:オンライン看取りの実施率は73%で実施した家族からは患者の穏やかな表情を見られたといった発言があった。かかわった看護師は最大130人/日で,家族の力になれたと感じた一方,機器越しでの対応に困難を感じる発言が聞かれた。結論:システムの導入により家族に対しては病状理解への支援やニードの充足につながり,看護師に対しては無力感の軽減につながることが示唆された。Information and Communication Technologyの発達により利便性が向上すれば,さらに医療現場での選択肢が広がっていくと考える。